【出場学生選手インタビュー】白石光選手

テニスを始めた時期と、きっかけについて教えてください

3歳位からラケットを持ち始めました。母がテニスクラブに通っていて、それを待っている時間がもったいないということで、母と同じ時間のジュニアのレッスンを受けるようになりました。 6歳の頃、有明の施設に通い始めてしっかりやるようになりました。その後有明には、大学に入るまで10年以上通っていました。

そこで基礎を学んだ感じですか?

そうですね、小学2年生の時に選手コースに誘ってもらって、週4~5日位練習し始めて、試合に出るようになったのもその頃です。

ご自身で強くなった、結果が出てきたという時期はありますか?

TOMASカップという10歳以下の全国大会で優勝して、それが初めての全国優勝でした。今思えばそれはあまり大きな大会ではなかったと思うので、14歳以下の全日本ジュニアで優勝したり、全国中学生で優勝した頃から結果が出るようになりました。

中学生になってから、どの辺が良くなってきたというところは覚えてますか?

技術的には、繋ぐだけしかできていなかったのを、自分から打ちにいったりボレーにいったり攻 撃できるようになっていきました。その結果、14歳以下の全日本ジュニアで勝てるようになったんだと思います。メンタル面での変化も大きくて、会場で強い人がいるとびびっちゃうタイプだったんですけど、 関東ジュニアで第1シードとかになってくると、メンタル的な面で余裕が出てきて、今度は負けられないプレッシャーになってきて、それも自分の中で大きかったかなと思います。

逆に負けられないプレッシャーから格下に負けちゃったりする人もいると思いますが、どうでしたか?

今のメンタルとしては、全日本が掛かっていたり、ここで負けたら終わりみたいな試合を今まで逃したことが無かったので、それがどこかで自信になっている気がします。それが今もずっと続いてくれていて、この先どこかで負けたらそれがどうなってしまうのか不安です。毎回そう思っています。

本当にそうですね、白石選手は大事な試合では必ず勝っている印象が強いです

今のところは、メンタル的な部分で助けられている気がします。

テニスが苦しかった時期はありますか?

自分は今まで、テニスが苦しかった時期ってないんです。高畑選手、池田選手はありましたか?(笑)

白石さんが最後のインタビューですが、皆さんありましたよ(笑)

僕はそんなにアップダウンが無い方なのかなと思っていて、悔しい負けもありましたけどそんなに考え込むタイプじゃないので。一つ負けて考えている暇もなくたくさん試合に出ていたので…怪我も無かったので、苦しいと感じてこなかったのかも知れません。

それは素晴らしいことですね

何もなく大学2年生までこれたのは良かったと思います。趣味に近い感覚というか、ずっと楽しい感じでやってこれています。

テニス以外で好きな事や趣味はありますか?お休みの日の過ごし方など

僕は遊びます。今は行けてないんですけど、カラオケによく行きます。

池田選手が『白石さんがお風呂場にスピーカーを持ち込んで音楽を聴いている』と言っていましたね

そうなんです。お風呂がある一階の人には迷惑になっている位、大音量で流しているかもしれないです。

好きなアーティストとかジャンルはありますか?

結構何でも聞くんですけど、平井大が好きです。どちらかと言うと洋楽は聞かないです。意味がわからないので(笑)

試合前に聴く曲ってありますか?

一時期は大会を通して同じ曲を聴いていました。何を聴いていたかは忘れちゃいましたけど、自分のルーティーンを気にする派なので。

休みの日も、外に出て過ごす方が好きって感じでしょうか?

大学に入ってから練習がキツくなってしまって。ジュニアの頃は一日3時間の練習で週2日休んでいたんですけど、早稲田は結構練習するんです。なので疲れて遊びに行く気力が無くなったなと思います。大学に入ってからは、アクティブさは薄れてきています。

高校から大学に進学されて、テニスの違いはありますか?

大学はしつこく粘り強いです。諦めて気持ちが落ちてくれる相手が少ないので、体力を使います。インターハイとかと比べても、楽して勝てることがないです。 逆に、一発屋がたまたま入り続けて勝つ…というような選手はいなくなりました。 なので今回、駿介(三井選手)は怖いんですよ。

まだ対戦すると決まったわけではないですよ(笑)

今までのご自身の試合で、印象深い試合を一試合挙げてもらえますか?

二つでもいいですか。高校3年生の全国選抜優勝とインターハイシングルス優勝が、第1シードで臨んでいたのでもの凄いプレッシャーがかかったので印象深いです。周りからも「負けないっしょ」なんて言われて、結構ビビリなのでキツかったです。もう一つは、昨年の大学王座決勝で慶應の羽澤(慎治)選手と対戦した試合です。早稲田が連覇していた中で、もし自分が負けて途絶えたらと考えると、それまでのインターハイの団体戦とかの 比じゃない位の重みがある試合でした。早稲田は全国優勝当たり前で、なのに負けるかもしれないという雰囲気を感じつつの試合でした。

あの試合はファーストセット6-0で取った後、セカンドセットは競ったんでしたっけ?

セカンドセットで、4-1から4-4にされました。 その時S1の島袋さん(将選手)が3-6、1-2でリードされていて。チームとして4勝3敗でまわってきていたので、僕が落としたら4勝4敗になってしまうので。 試合に入ってからは必死でしたけど、試合前は怖かったです。勝ったから良かったですけど…でも負けていても、思い出深い試合に入っていたと思います。

負けて連覇が途絶えて、何か言われるのは4年生の代ですしね…それも嫌ですよね?

そうなんです。だからその思いもあって緊張しました。

大会当日、この選手にこれを聞いてみたいという事はありますか?

テニスについては西岡選手のYouTubeを見たりしているのですが、テニス以外の事も聞いてみたいです。すごくお金持ちだって聞いたことがあるので(笑)。

テニスを続けてきて良かったと感じる事はありますか?

テニスをやっていたおかげで、全国にたくさん友達ができたので良かったです。また強くなって、海外に遠征で行けたりしたのも良い経験になっています。

海外遠征もたくさん行ってるんですか?

はい、今年の2月もメキシコの大会にエントリーしていました。高校の選抜直前はタイとマレーシアに行っていて、現地から博多に直行してそのまま選抜に出場しました。海外はかなり行っていますが食事が合わなくて、フィリピンやマレーシア、中国では食事が苦手で辛かったです。なので、日本から大量に食べ物を持って行っていました。

大会では、自分のどんなところを見て欲しいですか?

色んな事をしてアグレッシブにいくタイプだと思うので、バリエーションの多さを見て欲しいです。でもそれは、三井(駿介選手)も一緒なんですよね…前にも結構行くので。でもこれは駆け引きなので、しんどいんですよ。もし三井君と対戦ということになったら、それを楽しみに見て頂けたらと思います。

白石 光 Hikaru Shiraishi 早稲田大学二年

2000年5月22日生 170cm/60kg 秀明八千代高-早稲田大
インターハイ三冠
全国高校選抜個人優勝
夏関シングルス優勝

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